「そば」と「蕎麦」の違いとは?歴史や由来を徹底解説!

「そば」と「蕎麦」の違いとは?歴史や由来を徹底解説!

食べたいリストには加わる「蕎麦」。普段は美味しくいただいていますが「蕎麦」という言葉については実はみんな知らないのではないのでしょうか?

そこで今回は意外と知らない「蕎麦」という字にまつわる話をご紹介します。

「そば」と「蕎麦」の違いとは?

「そば」と「蕎麦」の違いとは?

厳密に明確な違いはありませんが、「蕎麦」は、原料を蕎麦の実をひいた「蕎麦粉」で使用し作られたものが多いです。本格的な蕎麦という印象を受けます。

「そば」は、皆さんが想像する「蕎麦」以外にも、小麦粉を原料として作られた、中華そば・沖縄そばなどカタカナや平仮名で表現されます。表現する字によっては受け取る印象も違ってきますね。

現代は、カタカナや平仮名で表現しても通じますので書き手はそこまで意味をこめていないのも風潮かもしれません。

「蕎麦」という字書けますか?

「蕎麦」は平仮名やカタカナの表現の方が馴染みがあり、実は漢字で「蕎麦」と書けない人も多いのではないでしょうか?

ここで今一度おさらいしておきましょう!

拡大するとこんな字です。草冠に喬と書きます。

「蕎麦」という字書けますか?

書き順は以下の数字の順番となります。蕎麦の「蕎」は全部で15画となります。

「蕎麦」という字書けますか?

「蕎麦」の漢字の由来と語源

「蕎麦」の漢字の由来と語源

ソバの実の形は、ほぼ三角形で、大きさは小さいながらも角ばっています。

物の角が尖ったことを「稜(そば)」といい、ソバの実は稜形であることから最初は「ソバムギ」と呼ばれたといわれています。

「ソバムギ」と呼ばれたのは、小麦や大麦と区別するためだったともいわれています。

「ソバムギ」がソバと略してよばれるようになったのは、室町時代からだと考えられています。

さらに、「蕎麦」という漢字をあてられたのは一説によると12世紀以降の事といわれています。

「蕎」という字は草冠を除いた「喬」という字が「高い」という意味で、小麦と分けるために「背の高い麦」というような意味合いでこの漢字をあてたようですね。

江戸時代以前にはそば粉に熱湯を加えてかき混ぜた「ソバガキ」が一般的でしたが、江戸時代以降は今のように細く切られるようになりました。

「蕎麦」にまつわることわざ

「蕎麦」にまつわることわざ

蕎麦の花も一盛り

年頃の娘は誰でも、それなりに美しく、魅力が出ること

蕎麦作りに飢饉なし

凶作のとき、すぐに蕎麦をまけば、米、麦の補いになる。それだけ蕎麦は成長が早い

蕎麦で首くくる

できるはずがないことのたとえ

蕎麦屋の湯桶(ゆとう)

蕎麦湯を入れる漆塗りの湯桶は、角につぎ口がついているので、他人の話に横から口を出すうるさい奴を言う

蕎麦屋の喧嘩

「蕎麦」と「側」をかけて、そば(隣)で喧嘩されるとたまらないということをさす。

まとめ

「蕎麦」という字になったのも古来からの意味があったのですね。改めて、「蕎麦」についての知識が深まりました。「蕎麦」についてもっと知りたいという方はこちらの記事も合わせて読んでみてくださいね。

そばの歴史をそば屋が解説

本格的なそばを食べたくなった方はぜひ店舗にいらしてみてください!

【店舗情報】

北海道小樽 手打ちそば 「いろは」
北海道小樽市住吉町6-16
0134-27-7168
営業時間:11:30-17:00
交通手段:JR南小樽駅より徒歩3分

さらに、全国どこからでもお買い求めいただけるそばも用意しています。

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