そばvsうどん!カロリーが高いのはどっち?意外な結果が?!

 

手軽に味わうことができて具材のバリエーションも豊か、暖かくても冷たくても美味しいという共通点を持つそばとうどん。日常的に食べる機会の多い麺類ですが、ダイエットをしていると気になるのがカロリーです。そばとうどん、一体どちらのカロリーが高いのか、どちらがダイエットに適しているか比べてみました!

 

結局どっちのカロリーが高いの?

そばとうどんの100gあたりのそれぞれのカロリーは、

そば274kcal、
うどん270kcal

です。

また、カロリー同様に気になる糖質は、

そば56.4g、
うどん55.0g

となっています。

(参照:日本食品標準成分表2015年版)

意外にも、そば・うどんはカロリー・糖質ともにさほど差がないのです。それではどちらを食べても同じかというと、そうではありません。そば・うどんは、全く別の魅力を持っています。

 

消化によくエネルギーになりやすいうどん

 

うどんの主な原料は小麦粉であり、ほぼ炭水化物と言えます。水分を吸収しやすく消化に必要な時間が短いので、体調不良の時でも胃腸に負担がかかりません。風邪やお腹を壊した時、柔らかく煮たうどんを食べることが多いのはこのためです。

また、うどんは食べてからエネルギーとなるまでがスピーディーで、エネルギーが持続する食品です。うどんから作り出されたブドウ糖は頭や体を効率よく動かすため、試験の日の朝食やスポーツ前の食事に向いています。

 

そばの持つ「食物繊維」と「ルチン」に注目!

 

そばの主な原料となるそば粉は、食物繊維が豊富です。整腸作用があり便秘になりにくく、消化に時間がかかるぶん腹持ちが良いのでダイエットに最適と言えます。

また、血糖値の上昇度合いを示すGI値の観点から見ても、そばは非常に優秀です。麺やパン、白米といった主食類の中で最もGI値が低いそばは、糖が脂肪になりにくく太りにくいのです。

そばに含まれているポリフェノールの一種であるルチンが健康に及ぼす効果も見逃せません。ルチンを摂取することで、抗酸化作用や動脈硬化予防、認知症予防や高血圧抑制が期待できます。

その他にも、疲労回復や美容に有効なビタミンB1、ビタミンB2、必須アミノ酸であるリジンも含まれています。単純な減量効果だけでなく、美容や健康面においても積極的に摂取したい栄養素を豊富に持っているのがそばなのです。

 

そばとうどんを比べると、カロリーや糖質といった面では大きな違いはありません。しかし、栄養素の面では大きく異なります。単純にカロリーを比較するのではなく、それぞれが体に及ぼす効果を理解して選びたいですね

 

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