蕎麦湯には便秘解消の効果があると言うけど、実際どうなの?
蕎麦はバランスに優れた健康食として人気ですが、茹で汁である蕎麦湯には便秘解消の効果があると言われてていて、蕎麦湯を飲み始める人が多いようです。
では蕎麦湯のどのような作用が便秘に効果的なのでしょうか。
便秘に効果的な蕎麦湯の栄養と、気になるその効果もご紹介していきます。
蕎麦湯に便秘解消効果があるといわれる理由
食物繊維を含んでいる
便秘に効果的と言えば「食物繊維」が有名ですよね。
食物繊維には「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の二種類があります。
蕎麦湯に多く含まれているのは水溶性食物繊維で、善玉菌を活性化させて便をやわらかくする効果があります。
便秘になりがちな人は水溶性食物繊維の摂取を心がけると良いため、蕎麦湯を飲むことは便秘に大変良いのです。
ルチンの抗酸化作用
蕎麦に含まれるたくさんの栄養の中でも、特に注目されているのがルチンです。
ルチンのもつ抗酸化作用には、活性酸素を除去してくれる働きがあります。
一見すると便秘と関係がないように思えますが、あらゆる老化の原因になるとされる活性酸素を取り除くことは結果として便秘にも役立ちます。
例えば、ルチンは毛細血管を丈夫にし、老化などによる弾力を失って傷つきやすくなった血管を修復するので、血行をスムーズにします。
また免疫力をアップし生活習慣病の予防になるため、腸内環境を整えることにもつながります。
血行が悪いとさまざまな病気やからだの不調の元になりますし、便秘を引き起こす悪玉菌を増加させてしまいます。
腸内環境を整えるためにも、血流を整えることはとても大切です。
蕎麦湯は便秘に効果があるの?
ダイエットや便秘に効果的と言われる蕎麦湯ですが、実際のところ効果はどうなのでしょうか。
蕎麦湯だけで飲むというよりは、蕎麦も一緒に食べている場合がほとんどだと思いますが、半年間毎日蕎麦を食べて11kg体重が減ったという実際の口コミも!
ダイエットをすると便秘になることが多いですが、お通じが良かったことで無理なく痩せたのだと思われます。
飲んで試してみる価値はあるかもしれませんね!
便秘解消効果をよりアップさせる飲み方
便秘解消効果をさらに高めるには、蕎麦湯のとり方を少し工夫すると効果的です。
蕎麦湯は水溶性食物繊維を多く含みますが、蕎麦自体には不溶性食物繊維が多く含まれています。
健康や美容のためにと蕎麦湯だけを飲む場合もあるようですが、便秘解消にはどちらの食物繊維も不可欠なので、お蕎麦を食べてから蕎麦湯を飲めばとても効果的です。
自宅で蕎麦を茹でて蕎麦湯を飲む場合は、蕎麦粉の含有率が多い「二八蕎麦」や「十割蕎麦」を選ぶようにすると良いですよ。
またルチンは、ビタミンCと一緒に摂取するとさらに効果が高まるため、大根おろしと一緒に飲んだり、食後にオレンジなどの柑橘類をいただくのも良いですね。
どうでしょうか?蕎麦湯は便秘に効果的だとわかりましたよね。
より効果を高めるためには、蕎麦の不溶性食物繊維と蕎麦湯の水溶性食物繊維を一緒に摂ると良いですね。
便秘がちだと体調も気分もすぐれないもの。
ヘルシーな蕎麦湯で、健康と美容を維持してくださいね。